☆レッスン03♪初めての囲碁レッスン♪ 石の取り方『シチョウ』編
この真ん中にある黒ごっくんを取るには、どうしたらいいのでしょうか。以前もやりましたから、思い出してください。
はい、思い出してもらえましたよね。 こういう風に、黒ごっくんの上下左右にでている呼吸点を全部ふさぐと、黒ごっくんが取れるのでした。ちなみに
同じ四つの石で囲んでいても、これでは呼吸点をふさいでいないので、取ることはできません。では ┌┬┬┬┐ ├┼○┼┤ ├○●○┤ ├┼○┼┤ └┴┴┴┘ この形になる一歩手前の図、それを考えてみましょう。 ┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐ ├┼○┼┤├┼○┼┤├┼┼┼┤├┼○┼┤ ├○●○┤├┼●○┤├○●○┤├○●┼┤ ├┼┼┼┤├┼○┼┤├┼○┼┤├┼○┼┤ └┴┴┴┘└┴┴┴┘└┴┴┴┘└┴┴┴┘ こんな形で、四つのタイプがありますよね。 あと一手で黒ごっくんを囲んじゃうぞ!という体制です。 この時の状態を、『アタリ』と言います。どの形でも『アタリ』です。これは辺や隅でも同じ事です。 あと一手で相手の石を囲む事ができれば、全部『アタリ』の状態です。 この一手を打つ事を『アタリにする』『アテる』といいます。 相手が気が付かなかったら、次の一手で囲んで取れちゃいますが、当然相手も取られたくないわけなので逃げてきます。逃げ方は、空いている呼吸点の所へ援軍を送ってあげるってことですね。 こんな感じです。 ┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐ ├┼○┼┤├┼○┼┤├┼●┼┤├┼○┼┤ ├○●○┤├●●○┤├○●○┤├○●●┤ ├┼●┼┤├┼○┼┤├┼○┼┤├┼○┼┤ └┴┴┴┘└┴┴┴┘└┴┴┴┘└┴┴┴┘ こうやって呼吸点を三つに増やしてあげると、一手ではとれませんね。だからこの黒ごっくんは逃げ出すことができました。 その上、白石は三つの石が斜めになって、完全に手を繋ぎ合っているわけではありません。ちょっと怖い形です。 だから、石を取れるか取れないかは、とっても大事な分かれ道なんです。 ただ石を取って得をした!っていうだけじゃなくて、自分の石が丈夫になって、繋がることができたわけですよね。 陣地を取り合うゲームの囲碁では、石の繋がりということが大事なんですよ。 これはもうちょっと後で説明しますから、今回は石がどうやって取れるかをお話ししましょう。 まず石の取り方といってもたくさんありますが、『シチョウ』という名前の石の取り方を、実際に図で見ていきましょう。 『シチョウ』はとっても大事な囲碁の基本。 『シチョウ知らずに碁を打つな』とまで言われる、基本形です。これが一番最初に覚えてほしい石の取り方です。 ではぼく(白ごっくん)と黒ごっくんに、交互に打ってその図を見てもらいましょう。 ┌┬┬┬┬┬┐ ├┼┼○○┼┤ ├┼┼┼●○┤ ├┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┤ ├┼┼┼┼┼┤ └┴┴┴┴┴┘ ちょっと大きくなって七路盤です。 今ここに、こういう感じで黒ごっくんとぼく(白ごっくん)がいます。 次がぼく(白ごっくん)の番だとしますね。 この時アタリにするんですけど、上手くアタリにすれば逃げられないんですよ。やってみましょう!
こちらからアタリにすると、黒は逃げ道が左側一つしかありませんね。次の一手で取られてしまうので、逃げたくなります。
こうしなければ逃げられないです。でも、白も逃げられたくないのでまたアタリにします。
石を取ってみましょう。こんな感じになりますね。
八個の石が取れましたね。こういう形で『アタリ』『アタリ』と碁盤の端に追いかけていくことを、『シチョウ』とか、『シチョウに追いかける』とか『シチョウにかける』と言います。 何処まで行っても逃げらない。逃げれば逃げるほど、たくさんの石を取られてしまうので、『シチョウ』にかかってしまったら、逃げないであきらめるしかないです。 では反対に『アテ』てしまったらどうなるでしょうか。
シチョウにかけて取れる石を逃がしてしまうのですから、大損害ですね。取れる石はしっかり取りましょう(*^_^*)! 「ごっくん」の画像アニメは星目風鈴中四目(はじめ)さんに著作権がございます。 |